高級和食不毛の地とイメージがある代官山の人気店。
高級食材を惜しげも無く使う店なので、自分向きのイメージがあったんですが、代官山方面が選択肢に入ってこないので、行くタイミングを計っていたお店です。
個人的に代官山は苦手意識があって、駅を降りた一歩目からどっちに行けばわからないイメージがあったんですが、この日も見事なまでに迷いました。方向音痴の人は注意してください(笑)
まずは食材のプレゼンでスタートです。
天然岩ガキ「夏輝」と天然鰻

800gオーバーの夏輝はインパクト大。食材を事前に見せるパフォーマンスは飽きていますが、これはテンション上がりました(笑)やはり人は初物に弱いですね。
マツカワガレイ+フルーツトマトのジュレ
見た目普通だなーと思いながら食べたら、カレイとジュレのマリアージュ感が素晴らしい。1品目に美味しい料理が出てくるとテンションが上がります(笑)
黒アワビの柔らか煮+そうめんカボチャ
1品目ほどのマリアージュ感は無かったんですけど、素材のクオリティが高いので普通に美味しい。2品連続冷たい料理が出てきたのが好印象。夏なのに温度考えていないお店多いですから。
蛸の柔らか煮と里芋
写真だと地味に見えると思いますけど、蛸と同じ煮汁で煮た里芋は初めての味でインパクトありました。みんなやればいいのにと思うほどの味。
川千鳥と松茸のお椀
“かわちどりってなんだ?”と思って食べてみたらすっぽんでした。すっぽんと松茸の組み合わせって珍しいなーと思いながら食べたのですが、すっぽんの出汁に負けない香りの強い松茸で美味しかったです。
鰹のタタキ+辛味大根ソース
脂の具合と赤身のバランスが絶妙な鰹。これ以上脂が多くなると、米が欲しくなると思うので、コースの中の一品としてはベストだと思います。
鳥取産天然岩ガキ「夏輝」
スペシャリテの鳥取産天然岩ガキ「夏輝」を生でいただきました。濃厚でクリーミー、牡蠣臭さゼロ。今まで食べた生牡蠣で一番美味しかったです。
あこう+塩水雲丹
あまり見ないあこうのお造りに塩水雲丹。煎り酒ベースのたれにつけていただきます。全体的に醤油は使わないお店ですね。色々なお店に行っている人は新しい発見があると思ます。
すっぽんのお刺身
なかなか珍しいすっぽんのお刺身。別の店で食べたことがあるのと違う部位だったので初体験の味。個人的には肝が好みでした。
天然鰻の白焼+枝豆
2日連続の天然鰻なので若干の飽きはありますが、普通に美味しかったです。個人的にはご飯と一緒に出てきた蒲焼のほうが好きです。
酔っ払い毛蟹
初めて食べた酔っ払い毛蟹。生の蟹とは思えない柔らかさと甘みの強さ。毛蟹の概念が覆されました。季節によっては渡り蟹とかモズクガニを出すこともあると言っていたので、どんな味なのか気になります。
鱧松茸鍋

この時期の定番。食べたことが無い人は感動すると思います。
食事セット







最後は土鍋ご飯で〆るのがスタンダードっぽい。2人で2合炊いてもらいましたが、当然のごとく完食。普通は持ち帰るらしいですが、全部食べる気満々なアピールをしたら、追加ですっぽん雑炊を作ってくれたり、雲丹を出してくれたり、すっぽんと松茸の煮物を出してくれたりと色々サービスしてくれました。食いしん坊の空気を読める女将さん&大将さすがです(笑)
夕張メロン+梨
デザートはフルーツ。この夕張メロンがめちゃくちゃ美味しかった。おかわりしたいと思ったほど。
総じて美味しかったし、出てくるテンポも速いし、接客も申し分ないのでリピ確定。
冬は松葉蟹のコースがあるらしいので、次はそれを食べに行きたいと思います。